【レポート】大津緑洋高校・馬嶋美羽さん

遊佐町めじか地域振興協議会への提案書  【提案者 馬嶋美羽/山口県立大津緑洋高等学校】

「鮭がもたらす持続可能な社会とその可能性」

「求むイノベーター!オンラインスタディーツアー2021」に参加し、様々なお話を伺った中 で考えた、 ①鮭・めじかの市場への発信、②若者への魅力の発信、③未来のためにできることの三つの 点について私の考えを提案させていただきます。

1鮭・めじかを市場に発信するために

現状として広告等がなく、目に留まっていない  購入する場所が少なく、消費者まで届いていないということが挙げられると思います。これらの解決のために以下のこと提案させていただきます。 

・ホームページの刷新
ホームページはインターネット上の看板のようなもので、多くの人が目にする物です。そのホームページが魅力的であれば、多くの人が鮭・めじかに興味を持ってくれると思います。 ホームページ上にどこで販売しているのか、どんな商品があるのかといった情報を掲載することで購買にもつながると思います。     

・web広告を出す
ホームページがとても魅力的であったとしても、やはり多くの人の目に留まることが必要なので、多くの人に利用されているインターネットに広告を掲載することが良いのではないかと考えます。SNS広告やリスティング広告など、様々な種類があるのでぜひ検討していただけたらと思います。費用についても様々な種類があります。(調べた中ではディスプレイ広告をインプレッション課金型で出すのがいいのではないかなと思いましたがあくまで一意見としてご参考までに…)   

・Amazon、楽天といった大手ネットショッピングサイトでの販売を始める 
ネットショッピングはコロナ禍による需要も相まって近年さらに多くの人へと市場が拡大しつつあります。各種通販サイトの中でもより多くの人が利用するサイトに商品を出品するほうが効果的なのではないかと考えます。そこでAmazonや楽天といった大手のネットショッピングサイトに鮭・めじかの商品を出品することで多くの人に認知してもらえると思います。
また、YouTubeに動画を掲載し広告を出したり、Twitter、instagramといったSNSでの広告にも効果があると思います。

2.若者へ魅力を発信するために 

若者にとって魅力的な働く場所にする方法にテーマを絞って提案させていただきたいと思います。
まず現状としては若者の働き手が少ない産業であるということが挙げられると思います。この現状を解決するために、まずはどうして若者の働き手が入って来ないのかということについて私なりの見解を述べさせていただきたいと思います。

若者の働き手が入って来ないのは何故か
第一次産業全体に肉体労働がきつい、や、給料が低い、といったイメージがついており、 若者から敬遠されがちであるということが挙げられると思います。

・このイメージを変えるために
私は肉体労働を減らすことができたら、多くの人がやりたいと思える仕事になると思います。肉体労働をどのようにして減らすのかについてですが、これについてはIT技術の導入が考えられると思います。スマート農業など、現代では肉体労働をせずに効率的に第一次産業を行うシステムが普及しつつあります。漁業界隈にもこのIT技術を導入することで、肉体労働は減らせると思います。どのようにしてIT技術を導入していくかということについてお話しすると、例えばいくらに味をつけて出荷する際には従事されている方々が丁寧に味付けをされていましたが、そこで自動で味付けと混ぜる作業をやってくれる機械を導入すれば、そこでの肉体労働は減らすことができます。他にも様々な箇所でこういった機械技術を導入することができると思います。確かにイニシャルコストはかかりますが、導入することでより効率的に仕事をすることができて、多くの利益が生まれます。これによって給料も上がると考えられます。

新しい働き手が入りやすい環境づくり
この仕事に就きたいと思ってもその情報を得るのが難しければ、新しい働き手が来るのは難しいと思います。HPやネット上に求人情報やどのような仕事環境かを紹介することで、職場環境や仕事内容に興味を持ってもらうことができると思います。情報発信と人が働きやすい仕組み、休みを取りやすい、ホワイトな職場環境であることをアピールすることで、安心して新しい働き手が入って来れると考えます。   

3.未来のためにできること

・問題点
現在、海面上昇や海温上昇など、海にまつわる様々な問題が地球温暖化によって引き起こされて います。これから先、水産業を持続可能なものにしていくためにも、持続可能な社会の実現は不可欠な問題であるといえるでしょう。 海面が上昇すれば、世界にある島のいくつかが沈んでしまうかもしれないし、海水温度が上昇すれば、従来と同じ種類の魚を捕獲することは不可能になり、漁業が衰退していくことも見込めます。そのことも考慮すると、これからの社会には「養殖」という選択肢が最適解のように思えます。
陸面積の少ない日本で現在行われている漁業を十分に補完することは難しいかもしれませんが、美味しく、健康的な魚という貴重なタンパク源を安定的に、持続的に得ることのできるシステムの構築は、将来さらに需要が増えていくことでしょう。

陸上養殖の可能性 
現在私は学校で行っているプロジェクト活動で、アクアポニックスの仕組みを応用した、どんな場所でも行える陸上閉鎖式の養殖システムを研究しています。これは、人の手をできるだけ介さずに、様々な場所で効率的に魚の養殖と野菜の水耕栽培が可能なシステムで、いずれ将来はこのシステムを世界各地に広めていきたいという信念を持って活動しています。このシステムは、汚染水を流さず、環境に配慮したシステムとなっていて、今後の地球を守りながら経済活動を行っていこうという社会のニーズに適しています。これからさらなる研究を重ね、実用化が可能になった暁には、山形でもぜひ導入していただけると嬉しく思います。 


先ず、めじかについて。
遠くなった昭和の40年代、私達の月光川(がっこうがわ)水系は先人方の努力が実り、鮭が大量に遡上し黄金時代でした。時を同じくしたオホーツク地方でそれまで見た事が無い素晴らしい鮭が定置網に入るようになり、一体この鮭は何処から放流されているのかと50尾のめじかに印をつけ再放流したそうです。
その結果、私達の月光川水系に多くの鮭が母川回帰したのです。お陰でめじかの故郷が判明。そして、そのめじかを再放流したのがスタディーツアーに出演した藤本さんのお父さまだったと言う、ご縁もあったのです。
現在は、道県の枠を超えた連携で日本一のブランド鮭めじかを増やそうと連携しています。お陰様で枡川孵化場が最新の施設に生まれ変わる事に繋がりました。今度は、この施設を若い人達の視点で更に生かして貰いたいと思っています。
羽美さん、沢山の提案ありがとうございます。参考にさせていただきます。

今はテレビよりネットの時代、いかにアクセスし興味をもってもらえるかの競争でもありますね。地球的環境変化への対応は難しい社会の構造上の問題ですが、養殖技術の進歩には目を見張るものがあります。先日、ゲノム解析で筋肉が20%増量した鯛の養殖技術には驚かされました。私たちの遊佐町月光川水系に遡上する後期群の鮭は遺伝的に魚体と卵が大きく、祖先から受け継いだ素晴らしい遺伝子なので大切な資源として守り育てて行かねばと思っています。

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