【レポート】山形大学・永洞史織さん

遊佐町めじか地域振興協議会への提案書  【提案者 永洞史織/山形大学農学部食料生命環境学科3年】

持続可能性について、現在、鮭資源の持続もそうであるが、人的資源も重要な課題であると考える。
鮭資源の持続については、まず鮭についてもっと知らねばならないと感じた。結局回帰率が少ない要因は何なのか、母川を見分け遡上してくる判別方法は匂いだけなのか、など鮭が産卵をするにあたっての習性はよくわかっていない。今後は地球温暖化によって温度が上がっているというが、そうなると魚がどんどん北上し、今まで獲れていたところで魚が獲れなくなる可能性があることも言われているが、要因はそれだけなのかどうかもわからないうえ、すぐにどうしたら解決するかというのは難しい。鮭の生態を知り、キャパオーバーで病気をするなど、なるべく鮭を減らさないような取り組みを続けつつも、生態についての理解が必要があると感じた。

人的資源については、このようなスタディツアー、あるいはビデオを撮るなどし、そのイベントを学校や一般の方で受けてもらう形で、聞いて、知って、考える人の母数を増やすことがまず重要なのではないかと感じた。実際にこうして孵化場を見に行ける人は少ないと思うが、ビデオであれば移動せずに多くの人が見られ、時間の制約も少なくなるので参加しやすいと感じる。

また、そのように発信することを考えるのであれば、内容を平易で、図や実際の道具の写真(網など)を用い、より分かりやすく、提示した方がよいのではと感じた。
さらに、その段階で実際の働くイメージも加えたいと感じる。かくいう私も、情けないが男性が働く力仕事なのかと誤解をしていたし、このような施設がどれくらいあるのか、どんな働き方なのかなど全く知らない。私は現在就活をしているが、自分だとしたら漁業に今まで関わったことがなくても大丈夫か、女性でも大丈夫か、研修が充実しているか、実際に働いている人の声等は気にするところの一部であるので、そういうことも発信出来たらよいのではと思う。

そしてこのようなイベントは今後に向けてという意味もあるが、めじかの存在を多くの人に知らせることにも繋がってくると考える。 「めじか」と検索してみると初めてめじかのことが多く出てくるので、知らない人も多いのではないかと感じる。イベントの情報やめじかの存在はおそらくそのワードを検索しなければ出てこない。SNSの発信も大事ではあると思うが、それだけではなく、学校や企業、新聞などの方が私には知る機会としては良いのではないかと考える。


人的資源の母数を増やす情報発信が有効であり、実際の作業が大変な労働だけではない、女性にしかできないような繊細な受精の仕方や孵化管理なども考えていきます。
動画を駆使した実際の作業がわかるSNS発信も必要ですね!

私達が年々厳しくなる環境で鮭の人工孵化事業を継続するには、如何にして野生魚により近い稚魚を育て放流出来るかに掛かっていると考えています。
この事を教えて下さったのは、めじか交流をさせていただいているオホーツク地方北見増殖協会の増川さんと言う方です。この出会いが私達に希望の光を下さったと言えます。
よく『一人前になるには10年は掛かる』と話す方がいますが決してそんな事はありません。むしろ、染まっていないことがとても大切です。
日本中の海から魚が少なくなっていますがこんな時こそ私達のチャンスです。

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